じっくり語り語られ第4週その3

さて、ようやく語り作品も最後。うーん、濃密なイベントでした(まだ終わってないけど!)

例によって格納


イベント 『じっくり語り語られてみよう』 に参加し,作品について語っています.作品に対するネガティブな表記を含む部分もありますが,イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.この作品の語り記事一覧 → 『No.10: 「AXEL F」 Crazy Frog


▼初見での感想▼


ビバリーヒルズコップ懐かしい〜
そしてダンスはエージェント縛りなのかな? とってもシンプルな構成ですね。

定番といわれるかもしれないけれど、それでもこういう曲でソロならば真なのは鉄板かなぁ。
タイトル部分だけにテキストを絞ったあたりからもコンセプトがはっきりしてますね。シンプル&スタイリッシュ


▼じっくりと見てみる▼


ダンス元をエージェントにしたのは振り付けなのか、それとも舞台のイメージなのかな? というか両方だろうか。
キャラを真にしたのも同じようにコンセプトのイメージからだろうかな。「こういうかたちでみせたい!」っていう像がちゃんと伝わってきます。


けれどもシンプルって難しい。単純で尚本来のものと違った素材を組み合わせることの難しさというのは、2月にあった突発企画“まっすぐM@STER”の作品を巡ってみると分かるかな?

数少ない演出をどこにあわせるか。これは素材元のカメラの選び方なんかにも言えることだと思う。

派手さや素材の濃い味付けと反対の方向、見るポイントも限定される構成では、普段では見過ごされるような小さなノイズであってもはっきりと見えてしまう。
加えて曲の方も繰り返しの多くなる変化の少ないものなので、ぶっちゃけチョー難しい組み合わせだと思う。


正直なところその「数少ない変化」が見れる箇所、メロディの節目やダンスの流れの切れ目や演出、それらの組み合わせがあまり上手くいっていないように見えます。

演奏なんかの話でも速い曲よりも遅い曲、複雑なメロディよりも単純なメロディの方が「簡単だ」と思われがちなのですがそんなことはありません。
どちらも変わらないし、むしろより目立ってしまうので「難しい」もの。



◇まとめ◇


この曲に合わせて、真でエージェント限定。素材になるべく手を加えずにシンプルにみせる方向なのがコンセプトなのだと考えていますが、それ自体の発想は魅力的なものだと思います。

しかし作品としての仕上がりを見るならば少々厳しいかなぁ。
シンプルな方向は好みなだけにそこが残念です。