じっくり語り語られ4週目その1その2

さて・・・やっと来ました最終週。
とりあえずは完走目指して、そして日常チェックにw


以下折り畳み


イベント 『じっくり語り語られてみよう』 に参加し,作品について語っています.作品に対するネガティブな表記を含む部分もありますが,イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.この作品の語り記事一覧 → 『No.11: 春香 「エモ」(Sorrows)


▼初見での感想▼

えー、丁度このあたりからお休みしていたのでホントに初見。

畳み掛けるような演出の切り替えやヴォリュームに速さが魅力だと思って居ましたが、本作も前半はまさにそのイメージにピッタリな濃密な味付けを堪能しました。

しかし中盤からは・・・おや?


▼じっくり見てみる▼

の前に

そもそも俺はdeadblue238Pのタグにしばしば見られる“過剰演出が魅力の”という言葉に対しては良い思いを感じていません。
過剰とは元々マイナスの意味がありますし、確かに過剰にすることで何らかの魅力が出ることが有るかもしれませんが、“過剰演出が魅力の”というコピーにも感性にもあまり共感出来ないですね。



初見でも感じたけれども、前半部分の奔流のような演出にはむしろ清清しいような印象すら受けます。
作風というか好みというか方向性というか、作者のカラーがはっきり出ていてしかも魅力的。


反面後半は手探りのような意図・意思が見えなく思える、カメラの“揺らし” あれは「なんとなく」ではなくて付けられた演出なんでしょうか?
濃密な味付けが魅力だとは思っていますが、終始濃い味では誰しも飽きてしまうものだし舌も麻痺します。
静と動、単純と複雑、淡と濃。
これらの対比があってこそ濃い味付けも存分にその魅力を発揮すると考えています。


イントロだと TwilightとMoonlight 似たような構図にしても色調もエフェクトも変えています。
その静かな始まりから一転して、激しいバンドの第二部隊に合わせての演出の変化。思わず「ほ〜〜」なんて口から出てくる前半はお見事。
しかし後半の“揺らし”や“羽根”には、ぽつんと置かれたような演出にしか見えないのです。勿論俺自身が全く意図を汲み取れて居ないという恐ろしい可能性は有りますがw

2分のパートの中でイントロが約45秒もある素材でのあの前半を見せてくれた。やっぱり「惜しいなぁ」と思ってしまうのが一番の感想。



ちなみに過剰演出だと感じる部分は有りません。
抑揚・メリハリを付けて欲しいとは思いますが、不要な程に多すぎるとは思っていないですね。



最後に冒頭のあの良いイントロ。
折角の美しい対比に波紋がきれいなんで、春香の足に反響してまた広がる波紋も有れば・・・とか。ゴメンナサイ、激しく工程が増えますよね。やれやれw
水面に立ってるとは限らないしな!


◇まとめ◇


演出の尺度というか度合いでいうなれば魅力的、「いいぞもっとやれ!」的に。
ただ、やはりタイミングや緩急を付けてもらわないと少し厳しいかな? 揚げ物の後には汁ものとか漬物とかあっさり味が来てくれると嬉しいオッサンです。

きゃのんPではないけれど、方向性が定まったままにどんどん進んでいる人だと思うのでこれからどう変わるかが楽しみです。


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イベント 『じっくり語り語られてみよう』 に参加し,作品について語っています.作品に対するネガティブな表記を含む部分もありますが,イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.この作品の語り記事一覧 → 『No.12: 「フタリの記憶」 伊織


▼初見での感想▼

全体的に少し光が暗い印象だけれど、実写と音源のバランスがいい。
伊織の画が暗すぎるかなぁ?と思ったが、あれくらい影になっている方が確かにかえっていいかもしれないとも思った。(どっちやねんw)


▼じっくり見てみる▼

誕生祭動画ということと終盤のコミュと歌詞の合わせ方をみると、やはり歌われている対象は伊織ということになるのかな? だとしたら誰からの想いなんだろう?

その辺りにかかってくるイメージが薄いのと、実写の関連がいまいち浮かんでこないのが残念なところ。


歌詞もお洒落なんだけれど、雨粒の波紋かな? がずっと効果としてついているので少し見辛い。
雨が上がった時に違った効果・表現があれば渋いなー って思ったりしたかも。


しかしこの実写主体の構成とツナマヨPのRemixを組み合わせてプロデュースした目の付け所や、静かな曲に合わせて殆ど主張しない歌詞の付け方はうまい。
伊織のステージが最後の手前まで左側に固定されている事も何か意図があったんだろうか? おかげでかなり薄いまでも見やすいのは助かった。



◇まとめ◇

敢えて非常に薄味にされた感じがあるので、さすがにあまり語る事も多くはないですね。

誕生祭を考えると、やはりもう少し伊織が前に出てもいいかなー?とは思うんだけれど、映像と音源の組み合わせがいい感じなんで難しい注文かなぁ。