名作の評価基準
昨日に引き続きこの話題で。
少し前に書いたような気はするんですが、俺は「エロゲー」と分類されるジャンルの作品が好きです。
んが
それは「エロイ」ゲームだから好きなんじゃないんですね。
むしろ「18禁」というある程度過激であったりきわどい表現であったり、もちろんそこには「性」に関する描写も有りの、そういう表現手段が豊富に取れる環境のPCゲームが好きなんです。
誤解のないように言っておきますが、コレでも雄なんでエロは好きなんですよ?w
大層な言い方になるんですが、一般に「エロゲー」って呼ばれているこのジャンルは
本より、映画より、TVドラマより、ビデオより、舞台よりも豊かで効果的で素晴らしい表現の可能性を持っている媒体だと思うのです。
「脚本」、「演出」、「声」、「音楽」、「ムービー」、「パラレルなシナリオ」
残虐性や性描写についても規制が軽く、セーブ機能や回想もある。
どうです? すごいと思うんですよ。
こういった見方をした時、今までで一番の作品はどれかと問われれば
「SWAN SONG」だと答えます。
少し逸れたかな?
だからエロくなくても、自分は問題ないんですよねw
小説であったり映画でも、エロイシーンなんてのはあるもんです。むしろそういう捉え方。
ただ、いわゆる「抜きゲー」に否定的なわけでもありません。
「このエロはいいものだ」(CV塩沢兼人)じゃないですが、そーゆーのも勿論アリだとは思ってます
無性に「抜きゲー」がやりたくなる時もありますしね。
寺くんという友達とよく話しをする時に、お互い共感するのが
「18禁という枠で作られたゲーム」と「抜きゲー」とは区別するべきだ
ってのがあります。
どちらもいいと思うんですよ?
ただ現状を見ると、どちらも同じ「エロゲー(18禁ゲー)」という枠組みになってますよね。
この状況は、企画やシナリオライターの方々からしても購入側からしてもあまり好ましくない状況だと思っています。
ですが・・・なぜ変わらないか?
そりゃエロイと思わせた方が売れるから
じゃないですかね。
これは発売側でも、小売店側でも言える事ですが。
世間の認識的に「エッチなゲーム」として見られているこのジャンルで、例えば18禁の土俵を生かしてストイックなゲームを作ったとしても
そういうゲームを喜ぶ人たちからは、目を背けられてしまうんじゃないかな? ってのが自分の考えです。
それと、「エロイゲーム」だと思ってくれてればより売れるんじゃない?的な意図も有りそうですね。
ビデオデッキが売れた背景にアダルトビデオの影響力があった、というのはよく言われる事です。
「世間の認識」というものが変わらないかぎり、この問題は解決しないと思ってます。
新たなユーザー層というものを得ないと、このジャンル自体の未来はつらそうです・・・
自転車操業的になってしまう話なんて、ゴロゴロ転がってるようですしね;;
良いソフトを出しているメーカーがなぜか潰れたりする、不思議なジャンルです。
①予定日に間に合わない>>延期する>>余計に経費がかかる>>財政圧迫
とか
②予定日にry>>延期すると大変なので見切り発車>>バグ満載
とか。
メーカーさんも大変ですよね、、、しかも他社の作品のあおりの余波も勿論受けるわけですし。
コンシューマーゲームに比べても割高な値段からして、ユーザーも敏感だったり慎重だったりしますが
値段が高いから様子見>>売り上げ回収出来なくて会社がピンチ>>いい評価が広まった頃には(涙
なんて構図もありそう。負のスパイラルですね。
しかし、何を書いているのかどんどん分からなくなってきましたね!
言いたい事は
俺の評価基準は、エロによらない
ってことですかね。
でなきゃ「ひぐらし」とか「ガンパレードマーチ」なんか上げません!w
エロイ作品での評価が気になる人は、批評空間でそれっぽい人をあたってくださいw
結構いいレヴューも見つかると思います、ちゃんと見れば。
俺はどうもそっち系じゃないので・・・しかも特殊っぽいので。
だから「最果てのイマ」なんかが最高作品なんだよw